ROLFING

ロルフィングの目的
ロルフィングでは、重力に対してまっすぐな体のバランス目指します。重力が負担となるような姿勢や動きではなく重力との調和、重力に反発せずうまく自分の体を通して重力を生かした姿勢や動きをクライアントとロルファーで一緒に探していきます。
体は個人個人サイズも癖も感じ方も皆違います。[誰かと比べて背骨が曲がっている]とかそういうことではなくその人の体全体で最も重力とバランスが取れている姿勢、重力が負担にならない動きを追求していきます、これにはやはりどうしてもお互いの協力が必要になります。ですから痛みをとることを目的とした治療とは違います。しかし、重力との調和がとれたバランスの良い体からは痛みは消えていきます。
ロルフィングとは
アメリカの女性生化学者アイダ・ロルフ博士は自分の家族が脊柱の問題に苦しんでいるのを見て、これを改善するにはどうしたら良いかと研究し、「人間の身体構造の並びこそが重要で ある」という考えにたどりつきました。そして、長年にわたる精緻な研究から、「筋膜」 に働きかけることによって身体構造に変化を与えるという方法を発見、これを10回のセッションに整理統合して、ロルフィングという技術を創出しました。
筋肉は何重にも巻かれた筋膜によって形作られており骨の周りについて体を立たせ動かしています。その骨の周りについている筋膜の引っぱり具合によって姿勢が保たれます。例えば背骨(腰椎)から骨盤にかけての筋膜が左右同じようについている場合(腰方形筋)、右の筋膜が左よりも固く短くなっていている場合背骨は右の方に引っ張られてしまい姿勢は右に偏ってしまいます。その場合ロルフィングでは右の筋膜をゆるめて伸ばします、その結果背骨は中心に戻ってきます。こういうふうに骨を取り囲んでいる筋膜の前後や左右や表層、深部といった全身の筋膜のバランスをとっていきます。(実際に体はいろんな要素が絡み合ってこのように単純にではありませんが・・・。しかし思いもしなっかった効果が得られる時もあります。)体には何歳になってもどんな時でもその人が変わろうという思いがあれば体は答えてくれます。
セッション内容
10回のセッションで完結するプログラムになっており、10セッションで全身のバランスを整えます。
セッションの中では手技によって筋膜を緩めるということと体の使い方を教育していきます。どういう姿勢が重力にたいしてまっすぐなのかを体感したり、楽に歩いたり体に負担なくパフォーマンスをするにはどうしたらよいかということを具体的にやっていきます。そうすることにより体への意識・感覚が変わり動きや姿勢が変わります。そして体への意識や使い方が変わることによりロルフィングで得たバランスは受けた本人の力によってより良く変化していきます。
今の自分の姿勢はこれでいいのか、重力に対してまっすぐな姿勢はどういうことなのか、腰痛にならないようにどう座ったらよいか、どう手足を動かして歩くのが良いのかまずは体感することから始まります。
この10セッションは、生理学的解剖学的な根拠に基づいた手法と順序 によって整然と進められていきます。◎1~3回で表層筋、4~7回で深層筋、8~10回で 身体の統合。
1 呼吸
上半身、腕、股関節など体各部の表層にある筋肉の筋膜に働きかけて、緊張を取り柔軟性を回復させます。
2 足
両足の土踏まず、くるぶしや膝関節の柔軟性を回復させ、かかとがまっすぐ垂直に立つようにし、重心を本来あるべき位置へ導きます。
3 体側
両耳、両肩、股関節、両膝、両くるぶしが正しく垂直ライン上に並ぶよう、体のねじれをとっていきます。
4 骨盤底・内転筋
太ももの内側にある大きな筋肉内転筋をあるべき位置へ戻し、歩くときに膝が真っ直ぐ前方へ出るよう調整し、骨盤に接続している両足が自由に動けるよう筋膜を緩めます。さらに骨盤底の緊張をとって、骨盤全体でで内臓や上半身をバランスよく支えられるように整えます。
5 腹部
腹筋・腹斜筋・腹横筋・大腿四頭筋をゆるめて腰の左右のねじれをとり、腰を支えている大腰筋が十分に使えるように改善をしていきます。大腰筋が使えると、上半身と下半身のバランスがとれて安定し、腰痛などが改善されます。
6 臀部
臀部の6つの深層筋に働きかけ太ももを真っ直ぐな位置にもどします。さらに背骨の下端に位置する仙骨がよく動くようにして、全体として動きのある脊柱へと導きます。脊柱と腰のしなやかな動きが戻ることで体全体の動きが柔らかくスムーズになっていきます。
7 顔、首、頭部
頭、首を正しい位置に戻し、楽に頭を支えられるように調整していきます。また顔の筋肉、口の中の顎の筋肉をやわらげて顔の表情を豊かにします。さらに鼻の中の筋肉にも働き掛けて、息の通りを良くしていきます。
8・9 統合
8、9回の2回を使って、それまで部分部分で調整してきた身体全体の統合を図っていきます。より動きがスムーズに楽になるよう、いろいろな動きをしながら、ゆっくり調整をしていきます。
10 統合・水平化
最後にまた各部の表層筋に戻って、体のねじれをとりながら左右の関節を水平に調整して いきます。
※共同作業
ロルフィングはクライアントとロルファーの共同作業です。ただ横臥して受動的に施術を 受けるだけでは十分な効果は得られません。ロルファーとの共同作業によって自分の体 の動きや位置を意識し、主体的に正しい動きを獲得するようにみずから進んで参加することが必要です。
HAYASHI
